2012年10月9日火曜日

湘南江の島界わい ものがたり(17) たまに猫が乗るエスカー

                

                                              阪東湖人


 江ノ島といったらエスカーを忘れてはいけない~~というユーモアな指摘が地元発信のネットに載っています。「ものがたり(6)中井浜の櫓山荘跡が?」にある以下くだり~「江ノ電経営の有料エスカレータ『江の島エスカー』を使えば、石段を上がると20分かかるところ、わずか4分と、楽チン』~」など、陳腐な説明でしたが、こちらサンは~もっとオモロイ話、お伝えしましょう。
 とはいえ、”江ノ電島”の現場を経験しなければ、実感の湧かないペーソスでもあります。来年ぜひ、「江ノ電砦」の島とエスカーを体験して下さい。
 このような記述です~~

 ただのエスカレーターなのに有料という代物だけど、とりあえず乗っておこう。
「探偵ナイトスクープ」で桂小枝がいつ取材に来てもおかしくない。パラダイス(人のまばらなレジャー施設という意味)として。
「エスカレーター乗ったら景色見えるでしょ?」という期待を込めて乗ってはいけない。左右は広告ばかりの壁である。しかし、徒歩はかなり歩くので乗っておこう。
広告は一度設置されると交換されないから古いものばかり。リニ
ューアルされて新しくなったがそれでも古くなった。それがエスカー唯一の見所。
 たまに猫が乗っている。(と言うか殆どのタイミングで同行してくれるよ、鰯とかは、くわえていないけど。)どうやら昇りだけで降りがないので、エスカレーターの言葉を半分にして「エスカー」というらしい。

 というわけで、このエスカー使って、お待ちどうさま~~イヨイヨ、はだか弁天さまを拝観。ああ、ご公儀のもと、江戸の良民には、こんなんが扇情的だったんでしょうか。

 愛宕が丘の中間か期末かの試験終了日、みんなで、「風と共に去りぬ」を観たのは、玉屋向かいの映画館、第二中央(?)と記憶しますが、この劇場、それよりはるか前、「空中ぶらんこ」という洋画の大看板が(善良な小倉市民に)扇情的と問題になりました。
 イタリヤ出身の妖艶、ジーナ・ロロブリジーダのそれはそれは、グラマーな容姿が、電車通りに出現したのです~~安寧秩序がお役目の小倉警察署も映画館の真ん前。個人的にはニンマリ、でも公的には憤怒ポーズの署長サン、県内市川大門の最高幹部、警察本部長に早速お伺い~~~

 当局のただならぬ動きに業界側も素早く反応。ロロ(ブリジーダ)さんの網タイツ・ビキニ風衣装艶姿の「ウェスト周り」が黒く塗りつぶされ、この市川大門の権威と面子は(野田どぜうvs胡錦濤さんのケースとは違い)守られました。

 ~ところで映画館や銭湯の看板描き、かつては東京芸大出の絵手も居たそうです(この話、どこかで聞いた気もする~~)。
 従三位、文化勲章、かの平山郁夫画伯ですら売れない時代、小中学校の黒板の年間予定枠白エナメル書き~この話、平山先生の甥御サンから聞きました。
 当時、この平山画伯の甥御サンは愛宕が丘同期T君の部下。T君は当時、NC旋盤など工作機械では世界トップ水準H社の重役でした。~~脱線、脱線でも、妙なところで人脈が浮かびます。

 ~~で、はだか弁天さまを観た皆さま、「なんや、コレ?」と思ったら、(江ノ電エスカーに下りはないので)江ノ電砦の石段をトボトボ降りて岩本楼 www.iwamotoro.co.jp/ に戻りましょうか。
 次回は、この老舗旅館、江島神社のことなど、世話人団の方々から、「この野郎!せっかくの努力を、誹謗中傷しやがって!」と憤怒の”差し止め請求”されない程度にとどめた、その全貌を暴いていきましょうか。

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