2012年8月23日木曜日

湘南江の島界わい ものがたり(13) TVの現地紹介 際限なし

              


                                              阪東湖人


 ブッチャけた話、湘南の江の島、鎌倉、逗子の海、実は最上級ではありません。それは後背地の人口をみればご推測できるようにフツーの透明度。とても糸島の「芥屋の大門」の海、松原が広がる砂丘の古賀や宗像の神湊付近には及びようもない。美術部ご用達だった山口・青海島、またESSが使った安岡海水浴場と並ぶべくもない。前回記念同窓会でみなさまご存知、神戸の須磨、舞子。こちらには貫禄負けです。

 関東ではおそらく、房総(千葉)海岸がイチバンだと思います。多くの画家たちは、その「緑色の海」を、おフランスの海岸になぞらえて絵筆を振るいました。久留米出身でよう逝したあの天才画家の青木繁「海の幸」はあまりに有名ですが、館山の砂浜を描いたものです。実際、三浦半島から房総にフェリーで渡ると、途中で海の色が違ってきます。
 湘南の海はよくても~~小峯先生を思い出す「アオ」か、海が浅いせいもあってか灰色です。まぁ鎌倉の画壇の長老は~~故平山郁夫画伯の自宅アトリエにしても海辺からはるか離れた二階堂の谷戸。ご出身、尾道市の島嶼瀬戸田町をほうふつとさせます。
 まぁ、言うてみれば湘南海岸は絵筆を振るう場所ではない。要は首都圏人口を背景にした、娯楽・消費地。最近のウリ、鎌倉野菜なんてどこで採れるものなのか。ステーキ、すき焼きの葉山牛~~も。

 実は三浦半島葉山に隣接する横須賀市秋谷には、かつて作曲家の團伊玖磨、学生運動のバイブル「都市の論理」の羽仁五郎など”ブルジョア”族が住んでおりました。牧場があり、農園がたくさんあるのですが~鎌倉野菜類、多分ここから~~でしょう。ヨコスカ野菜、ヨコスカ牛じゃぁ、アメちゃんの海軍補給艦が陸揚げした冷凍野菜、冷凍牛ですもんね。

 これまたTV関東ローカルには門司生まれで「ふじさわ観光親善大使」のつるの剛士さんが、江の島から鎌倉まで、ブラブラ歩くという娯楽番組が。こんなTV模様はこれまでもたくさん、今後もまた出て来るでしょう。
 とっておきの店、芸能人をトリコにしたカフェ~なんて~まぁ「雨後のタケノコ」。各種レストランが次から次に、やがて客に飽きられ消え、またできる~~。

 ところで来年6月7日のこと。アジサイの季節です。現在、湘南ではもうアチコチに植えまくったせいで、鎌倉の寺など山の上まで~どこもここもアジサイだらけ~あんなんどこでも咲くよ~~という陰口すら。
 それにしてもブラブラ歩きがいいのですが、記念同窓会スケジュールでは貸切バスらしい。われら修学旅行の京の都は、かの盆地は四方に散らばる名所だったからこそバス。
 江の島鎌倉観光はまぁ、横流れルート~~江ノ電&ブラブラ歩きでも~~と、外野席では思うのですが~~まぁ、岩本楼 http://www.iwamotoro.co.jp/ 大宴会二次会、三次会と続いた徹夜老人には無理かもネェ。

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