2012年1月15日日曜日

松竹映画「秋刀魚の味」テレビ放映のあとに来たもの

  昨年のこと、懐かしい小津安二郎遺作の松竹映画「秋刀魚の味」のテレビ放映がきっかけで、地元に40年以上続くトンカツ専門店を発見、この店も小津監督お気に入りサッポロビールであることから感激、週2回のペースで独り通い続けておりました。秋刀魚の味の一シーンとは、佐田啓二が同僚と東京上野広小路裏の名物トンカツ屋「蓬莱屋」とおぼしき店の二階で、サッポロビールを飲みながらトンカツを食べる場面のこと。

  そこに衝撃的知らせ、先ごろ受けた人間ドックでの検査詳細報告が届いたのです。「今後飲み続けると肝臓がフォアグラになるよ」というもの。この重い知らせで酒はキッパリやめ、歌舞音曲の類や宴席の誘いは断り、ホテルロビーでコーヒー(お代わり自由だから)を飲む程度、チーズケーキ片を手に雑談悪口、いや清談を健康法にと決断、実行しました。

  さらに追い討ちも。ある清談会合の帰途の夜間車両に冷気が流れ込んだ際、突如めまいから、意識もうろうの脳梗塞(?)”臨界体験”をする始末。これは何かの啓示か教示と理解。それ以後、夜間外出も控えることにしました。

  わたしには酒乱系DNAとともに、まったく酒を受け付けない血筋もあります。一代で財を成した故伯父は一滴も飲めない人で、会うたびに配偶者は違う女性でした。いまさらその才にならうには遅すぎるが、酒をやめることだけは出来ました。また病歴自慢の業界先輩から、「コーヒーにチーズケーキなんて、そりゃダメ。出がらしのお茶に、黒豆センベイにしなさい」とありがたい忠告もありました。でもなんかわびしいですねぇ。

  そんな折、関西支部新年会のご案内、平成24年1月14日(土曜日)「スーパードライ梅田」は、実にまぶしく見えましたぞ。 (阪東湖人)

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。